- 2025年6月10日
今、世間を賑わせている「生成AI」のチャットボットや画像生成ツールなど、皆さんも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
この急速に進化する生成AIの基礎知識を体系的に学び、証明できる資格として注目されているのが「生成AIパスポート」です。
この資格を取得することが、あなたのキャリアやスキルアップにどう繋がるのか、そしてなぜ2025年に取得を目指すのがおすすめなのかを解説します。
以前、生成AIパスポートの情報について触れましたが、私も実際に6月に実施される試験を受けてみることにしました。
私も実際に2025年に生成AIパスポートを受験予定なので、その勉強法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
生成AI時代を乗りこなすための強力な武器を手に入れましょう。
生成AIパスポートはどんな資格?取得するメリット
生成AIパスポートは、生成AIに関する歴史、技術の仕組み、適切な利用法、倫理・法律問題など、幅広い基礎知識を問う民間資格です。
この資格を取得することで、あなたは生成AIに関する一定の知識を持っていること、そしてそれを適切に活用しようとする意識があることを客観的に証明できます。
これは、生成AI関連の職種はもちろん、様々な業界でのAI活用が進む現代において、自身の市場価値を高める大きなアドバンテージになります。
就職活動や転職活動で、AIへの関心と基礎知識をアピールできるでしょう。
なぜ今、生成AIの知識と資格が必要なのか
生成AIはもはや一部のエンジニアだけのものではありません。
企画、マーケティング、営業、事務など、あらゆる職種でAIツールを活用する機会が増えています。しかし、その仕組みや注意点を知らずに利用すると、思わぬリスクに直面することもあります。
著作権侵害、情報漏洩、不正確な情報の生成など、適切な知識なしに利用することは非常に危険です。
生成AIパスポートの学習を通じて、これらのリスクを理解し、安全かつ効果的にAIを活用するためのリテラシーを身につけることができます。
これは、AIが必須スキルとなる未来に向けた、自己投資と言えるでしょう。
2025年に受験するメリットとは?
生成AIパスポートは比較的新しい資格ですが、今後さらなる認知度の向上が見込まれます。
2025年は、資格の信頼性が高まりつつも、まだ取得者が爆発的に多くない段階である可能性があります。
このタイミングで取得することで、他のビジネスパーソンとの差別化を図りやすくなります。
また、試験内容や公式教材、対策講座なども成熟してくることが期待され、より効率的に学習を進められる環境が整う可能性もあります。
まさに、資格取得を目指すのに最適な時期と言えるでしょう。
【最速情報】生成AIパスポート 2025年の試験日程はこれだ!
さて、2025年の生成AIパスポート取得を決めたら、次に気になるのは試験の日程ですよね。
試験日を確認し、そこから逆算して学習計画を立てることが、合格への第一歩です。
ここでは、現時点で確認できる2025年の試験実施情報についてご紹介します。
最新情報は必ず公式サイトでも確認してください。
2025年 試験実施月・期間(予定)
生成AIパスポート試験は、年に3回実施される開催日の中から、希望する開催期間のものを選ぶ方式です。
したがって、「この日に一斉に試験がある」というよりは、あなたが都合の良い時期を選んで予約する形になります。
2025年の年間スケジュールは下記のようになっています。
年間スケジュール(全3回)
| 申込期間 | 受験期間 | |
|---|---|---|
| 第1回 | 10月1日0:00〜1月31日23:59 | 2月1日0:00〜2月29日23:59 |
| 第2回 | 2月1日0:00〜5月31日23:59 | 6月1日0:00〜6月30日23:59 |
| 第3回 | 6月1日0:00〜9月30日23:59 | 10月1日0:00〜10月31日23:59 |

2025年度の第1回はすでに終了しているので、第2回の応募ならまだ間に合います。※記事執筆時点
- ※受験期間中の希望時間で受験できる。
- ※受験期間中のお問い合わせ対応可能時間は、平日10:00〜18:00。
- ※年間スケジュールは今後変更となる可能性があり、申込時点の最新情報を確認するようにする。
- ※うるう年に該当しない場合の受験期間は2月28日23:59まで。
具体的な予約開始時期などは公式サイトの発表を注視しましょう。
また、受験費用は一般で11,000円(税込)、学生は5,500円(税込)となっています。
申し込み受付期間と注意点
生成AIパスポートの場合、試験日の数か月前から申し込みが可能となり、試験日の直前まで受け付けています。
各期間を過ぎてしまうと、次の試験が受けられるまで数ヶ月の期間が空いてしまうので早めに申し込むようにしましょう。

受験期間中であれば、いつ受けても問題ありません。時間に余裕があって、体調が万全な日を選びましょう。夜型の人であれば深夜に受けることも可能です。
押さえておきたい!試験の概要と出題範囲
効果的な試験対策を行うためには、まず敵を知ることが重要です。
生成AIパスポート試験がどのような形式で実施され、どのような知識が問われるのか、その全体像を把握しましょう。
試験の難易度や合格基準についても知っておくことで、具体的な学習目標を設定できます。
試験形式・試験時間・問題数
生成AIパスポート試験は、オンラインでの実施 (IBT方式)で四股択一式選択式または複数選択式の問題で構成されています。
ここでポイントなのが、以前までは4択のうち1つ正しいものや間違っているものを選ぶ方式だったのが、4択のうちからすべて正しいものを選ぶ、という方式も増えたようです。
このあたりは、昔の情報だと違っているので最新の情報をもとに対策しておきましょう。

IBT方式とは、「IBT方式とは、Internet Based Testingの略称で、インターネットを経由して実施する試験やeラーニングの総称」のことです。
試験時間は60分、問題数は60問と定められています。
コンピューターの画面上に問題が表示され、選択肢の中から正解を選んでクリックしていく形式です。
後で見直したい問題にマークをつけたり、解答を変更したりすることも可能です。
時間配分を意識しながら、落ち着いて解答していく必要があります。
試験を受ける際の注意点
試験をする際の禁止事項を以下に記載しますので注意して受験しましょう。
- 参考書・ノート・スマートフォンなどを参照すること
- 他人の助言を受けること
- 試験内容の録音・録画・配信をすること
- 試験画面を他のデバイスに共有すること
- アプリケーションを使用すること
- 上記以外にも、試験の趣旨に反すること
特に注意したいのはデュアルディスプレイやトリプルディスプレイを使用している方です。
生成AIパスポートの禁止事項を確認する限り、デュアルディスプレイやトリプルディスプレイは解除した状態で受けたほうが良さそうです。
気になる合格基準と難易度
生成AIパスポートは2023年10月・2024年2月・2024年6月の試験における合格者の累計は4,322名で、合格率は76.78%で、およそ4人に3人が合格できる計算になります。
難易度については、生成AIの基礎知識を問うレベルであり、専門的なプログラミングスキルなどが問われるものではありません。
公式テキストや問題集、適切な対策講座を活用してしっかりと学習すれば、十分に合格が狙えるレベルと言えるでしょう。
ただし、決して油断せず、満遍なく知識を身につけることが重要です。

生成AIパスポートは「落とすための試験」ではないため、いわゆる引掛けや日本語の回りくどい言い回しは少なくなっています。
生成AIパスポート合格のために求められる知識範囲(シラバス解説)
試験の出題範囲は、公式サイトで公開されているシラバス(試験範囲一覧)で確認できます。
AIの歴史、機械学習・ディープラーニングの基本、自然言語処理、そして生成AIに特化した技術、活用事例、倫理、法律、ガイドラインなどが主な範囲となります。
特に、生成AIに関する最新の動向や、ビジネスでの活用、注意点などは頻出が予想されます。
シラバスを教科書のように読み込み、自分がどの分野を重点的に学ぶべきか把握しましょう。
合格へ導く!おすすめの勉強法・学習戦略
試験の概要を理解したら、いよいよ実践的な学習プランを立てましょう。
ただ漫然と学習するのではなく、効率的で効果的な方法を選択することが合格への近道です。
ここでは、生成AIパスポート試験合格に向けての学習法と戦略を紹介します。
公式テキスト&問題集の活用法
公式テキストは、試験範囲を網羅した最も信頼できる教材です。
まずはテキスト全体に目を通して概要を掴み、その後、シラバスと照らし合わせながら詳細を読み込みます。
重要な箇所にはマーカーを引いたり、ノートにまとめたりするのも効果的です。
公式問題集は、試験で実際に出題される問題形式やレベルに慣れるために必須です。
テキストでインプットした知識を、問題を解くことでアウトプットし、理解度を確認しましょう。
間違えた問題は解説をしっかり読み込み、関連するテキスト部分に戻って復習することが大切です。
インプットとアウトプットのバランス
学習は「インプット」(知識を取り込むこと)と「アウトプット」(知識を使うこと)の両輪で進めることが重要です。
テキストを読む、動画を見るなどのインプットだけでなく、問題集を解く、模擬試験に挑戦する、学んだ内容を誰かに説明してみる、といったアウトプットを積極的に行いましょう。
特に問題を解くというアウトプットは、自分の理解が曖昧な箇所を特定するのに非常に役立ちます。
インプットとアウトプットをバランス良く繰り返すことで、知識が定着し、応用力も養われます。
効果的な学習スケジュール作成のヒント
まずは試験日から逆算し、それまでの期間を区切って学習計画を立てましょう。
例えば、「最初の2週間でテキストを一周」「次の1週間で問題集を一周」「残りの期間で苦手分野の克服と模擬試験」といった具合です。
毎日、あるいは決まった曜日に学習時間を確保し、習慣化することが成功の鍵です。
通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用して、テキストの読み込みや単語の暗記を行うのも効率的です。体調管理も学習の重要な一部です。
無理のない計画を立て、継続的に学習に取り組みましょう。
Udemyを徹底活用!私が実践している具体的な学習ステップとメリット
公式教材での学習に加え、オンライン学習プラットフォームのUdemyを併用することで、学習効率を大きく高めることができます。
Udemyには、生成AIパスポート試験対策に特化したコースや、関連技術(AI、機械学習など)を分かりやすく解説したコースが豊富に揃っています。
私の場合、Udemyで用意されていた生成AIパスポート向けの講座と問題集のそれぞれを受講しています。
ここでは、そういった内容も含みながらUdemyを学習に取り入れる具体的な方法とそのメリットについて詳しく解説します。
なぜ生成AIパスポート学習にUdemyがおすすめなのか?
Udemyの最大の魅力は、経験豊富な講師陣による質の高い動画講義を、自分のペースで視聴できる点です。
公式テキストだけでは理解しづらい概念も、動画による解説や図解を見ながら学ぶことで、スッと頭に入ってきやすくなります。
また、多くのコースには演習問題や小テストが含まれており、インプットした知識をすぐに確認できます。
最新の技術動向に合わせて内容がアップデートされるコースもあるため、常に新しい情報を学べる可能性もあります。
Udemyでのコース選びのポイント
Udemyで生成AIパスポート対策コースを選ぶ際は、以下の点をチェックしましょう。
「生成AIパスポート」というキーワードが含まれているかはもちろん、コースの評価、受講者数、レビューを参考に、信頼性の高いコースを選びましょう。
コース内容詳細を確認し、シラバスの範囲を網羅しているかどうかも重要です。
講師の紹介を見て、その分野での経験や実績があるかを確認するのも良いでしょう。
無料プレビューが提供されている場合は、必ず視聴して、講義のスタイルや話し方が自分に合っているか確認することをお勧めします。

最新のシラバスに対応しているか必ず確認しましょう。
私が選んだUdemyの講座とは?
私が実際にUdemyで学んでいる講座は、以下の2つです。
「生成AIパスポート試験対策【2025年シラバス対応】初学者・非エンジニア向け」
同じ方が開講している講座で、1つ目で生成AIパスポート全体の内容を非常にわかりやすく、聞き取りやすい落ち着いた声で解説してくれています。
1ブロックごとにミニ問題を1~3つ用意してくれているので、その内容ごとの確認ができるのが特徴です。
また、章の終わりでは章の全体をわかりやすくまとめてくれた情報を載せてくれているので、こちらも理解するのに役立ちました。
1つめの講座が完了したら、実践形式に近い形のテストを2つ目の講座で行っています。
1つ目の講座で丁寧に解説してくれていることもあり、テストを受けながら講座で話していた内容だな、と感じながら回答することができました。
注意点としては、生成AIパスポートのシラバスに基づいて、各章(全5章)ごとにテスト問題を受ける形なので、実際の試験のように全章の問題を受ける、という形であはりません。
また、時間制限なしで1つずつ正解か間違いかを確認できるモードと、実践形式で1つの章を最後まで受けるパターンが用意されています。

セクション別の問題選択で効率的な弱点克服するという感じですね。
逆にいえば、苦手な章をしっかり取り組めるので苦手克服につながる形式です。
ちなみに、この講座に限らず、Udemyは定期的に大幅な値引きやお気に入りに登録している講座の方から値引きクーポンが送られてくるので、そのタイミングに購入することをおすすめします。
模擬テストの結果はどうだった?
1つ目の講座をざっくりと受けたあとに、2つ目の模擬テストを1つずつ回答が表示されるモードで実践してみました。
全部で5章のテストが用意されており、問題数が多い章では70問ほど、少ないものでは30問ほどでした。
実際の試験は1時間のテストで60問なので、このあたりの違いは気をつけましょう。
各章は適当に受けた感じでも、7~8割り程度の正答率でした。
いろいろな情報を見る限り、本番は60問中50問程度正解、つまり8割程度の正答率が求められるようです。
このことからも、得意分野は1度確認して知識固めをして、その後は苦手分野を繰り返しチャレンジして正答率を上げていく方式が合格につながりそうです。
1つずつ回答が表示されるモードなので、後半になればなるほど、その章の知識が固まっていくので間違いも減る感じでしたね。
本当の実力を試す場合は、試験モードのほうでチャレンジする必要があります。
生成AIパスポートの試験は、以前は違ったようですが、現在は複数選択式の問題も含まれるようになっており、以前より難しいのかもしれません。
「正しいものを選ぶ」、「間違っているものを選ぶ」というパターンであれば、ある程度勉強すれば問題なく回答できるかと思います。
ただし、「正しいものをすべて選びなさい」という問題は、2つ、3つ正しいものを選ぶことになり、少しわかりにくいものもあると感じました。
ちなみに、この講座では「間違っているものをすべて選びなさい」という形式は登場しなかったので、本番でもそういったパターンはないのかもしれません。
動画視聴から演習までの効果的な使い方
Udemyのコースは、基本的に動画を見て学習を進めます。
ただ漫然と見るのではなく、能動的に学習に取り組むことが大切です。
重要だと感じた点は一時停止してメモを取ったり、資料をダウンロードして見返したりしましょう。理解できない部分は繰り返し視聴したり、再生速度を調整したりすることも可能です。
多くのコースに含まれるセクションごとの小テストや、最終的な演習問題を解くことで、動画で学んだ知識が定着しているか確認できます。
間違えた問題は、対応する動画をもう一度見直すなど、復習に役立てましょう。
Udemyと他の教材を組み合わせる方法
Udemyは単独で使うだけでなく、公式テキストや問題集と組み合わせて使うことで、さらに学習効果が上がります。
例えば、Udemyの動画講義で全体像や基本概念を理解した後に、公式テキストで詳細な知識を補強する、という使い方ができます。
あるいは、公式テキストで一度学習した内容を、Udemyの動画で異なる視点から学び直すことで、理解を深めることも可能です。
問題集で間違えた分野について、Udemyで関連するテーマの講義を集中的に視聴するなど、苦手克服にも役立てられます。
Udemyを「動く参考書」「個別指導講師」のように活用しましょう。
試験本番までの準備と申し込みの流れ
学習が順調に進んだら、いよいよ試験本番に向けての最終準備です。
試験にスムーズに臨めるよう、申し込み手続きから試験当日の流れまでをしっかりと確認しておきましょう。
最後の詰めをしっかり行うことが、自信を持って試験に臨むことに繋がります。
受験申し込みの具体的なステップ
生成AIパスポートの受験申し込みは公式サイトから行います。
まずは会員登録(ID作成)を行って、ログイン後、受験料の支払い手続きを行い、クレジットカードなどで支払いを済ませましょう。
支払いが完了したら、申込み完了のメールが届いているか確認してください。
試験当日まで、大切に保管しましょう。
試験前の最終チェックリスト
試験日が近づいてきたら、以下の項目を最終チェックしましょう。
- シラバスの範囲をすべて網羅できているか?
- 苦手分野は克服できたか? 公式問題集やUdemyの演習問題で8割以上正答できるか?
- 試験を受けるために禁止事項に該当するものは削除しているか?
体調を万全に整えることも忘れずに。睡眠をしっかり取り、バランスの良い食事を心がけましょう。
まとめ:2025年合格に向けて踏み出そう!
生成AIパスポートは、急速に進化するAI時代において、あなたの市場価値を高めるための重要な資格となるでしょう。
2025年の取得を目指すことは、その波に乗り遅れないための賢明な選択です。
適切な知識と準備をもって臨めば、合格は十分に可能です。
公式テキストや問題集、私のようにUdemyを活用して試験の準備を進めましょう。
この記事で紹介した情報を参考に、自信を持って学習に取り組んでください!
生成AIパスポートがどのようにキャリアに活かせるかについては下記の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事は私が書いたよ!
kumasan
さまざまな生成AIを楽しんでいます! 趣味はエレキギターということもあり、音楽系の生成AIにかなり注目しています。また、日常やビジネスで使える便利な生成AIツールや、新しく登場する生成AIにどんどんチャレンジ中! みなさんに生成AIの情報をお届けして、その便利さを伝えたいです!