- 2025年4月25日
文章生成AIが普及し、「誰でも素早く文章を書ける」時代になりました。
しかし、その分だけ文章の“質”が問われるようになってきています。
「なんとなく伝わらない」「丁寧語の使い方が変」「誤字を見落として公開してしまった」——こんな悩みはありませんか?
そんなときに役立つのが、日本語に特化したAI校正ツール「Shodo(ショドー)」です。
誤字脱字から敬語の誤用まで、AIが自動でチェックしてくれるツールで、生成AIとの相性も抜群で、書いた文章を“仕上げる”のに最適なツールです。
本記事では、Shodoの機能や使い方、活用メリットをご紹介します。
生成AIの次に来る「AI校正ツール」の重要性
ChatGPTやNotion AIなど、文章を”生成する”AIは多く登場していますが、「生成された文章が本当に正しいか?」という課題が残ります。
特に日本語の文法や敬語は、微妙なニュアンスが伝わりにくく、ミスが発生しやすいポイントです。
AIが書いた文章であっても、人が書いた文章であっても、最終的な品質は「校正」の質にかかっています。
そこで登場するのが、Shodoのような校正特化型AIツールです。
Shodoとは?
ライターと編集者のための“AI校正プラットフォーム”
Shodoは、日本語の文章校正に特化したAI搭載のライティングツールです。
特に以下のような特長があります。
- 誤字脱字や表記ゆれを自動で検知
- 敬語や助詞の使い方のミスも指摘
- コメントや修正提案機能でチーム校正もスムーズ
- Google DocsやSlackとの連携にも対応
人間の目では見逃しがちなミスを、AIが即座に拾い上げ、正確で読みやすい文章へと導いてくれます。
主な機能紹介
リアルタイム自動校正
文章を入力したその場で、誤字脱字や助詞抜けなどの問題点を表示します。
複数の指摘パターンが表示され、どのように修正すべきか提案まで行ってくれます。
Shodo Copilot(生成アシスト)
書き始めや、文章の続きを考えるのが難しいときに活躍する生成補助機能です。
生成AIとは異なり、既存文章の流れをくんだ自然な提案が特徴です。
コメント&差分機能
チームでの執筆・編集に便利なレビュー支援機能も充実しています。
誰がどこを修正したか、何にコメントを付けたかが一目で分かります。
文体ガイド・トーン統一機能
「このメディアは敬体」「この資料は常体で」といったトーンのルールに従って、表現の統一もAIがサポートしてくれます。
Shodoはこんな人におすすめ
Shodoを以下のような方におすすめです。
- Webライターやブロガー:文章の品質を手軽に向上させたい
- 編集者:複数ライターの文体や表記を統一したい
- マーケター:LPやメール文面を洗練させたい
- 学生・研究者:論文やレポートを正確に仕上げたい
Shodo導入による効果とメリット
実際にShodoを導入しているライター・編集チームからは、以下のような声が聞かれます。
- 校正にかかる時間が約30〜50%削減された
- 校正者による感覚的な指摘が減り、議論が建設的に
- 読みやすく・伝わりやすい文章が書けるようになった
特にリモートワークや外注ライターとの連携では、Shodoがあることでスムーズな進行が可能になります。
導入方法と料金プラン
Shodoは、無料プランからすぐに試すことができます。

無料で使える体験版もあるので、まずは試してみるのがおすすめです。
導入はとても簡単で、アカウント作成 → 文章の入力 → 校正チェック という3ステップです。
そして、プランのより詳しい情報は以下になります。
| プラン名 | 月額(税込) | 主な対象 | 主な機能・特徴 | 無料トライアル |
|---|---|---|---|---|
| ベーシック | 無料 | 個人 | – AI校正(制限あり) – Shodo Copilot(制限あり) – 記事の執筆・レビュー・共有 – API 10,000文字まで(非商用) | なし |
| プレミアム | 1,000円 | 文章を書く個人 | – AI校正(1記事42,000文字) – Copilot拡張 – Word/Google Docs連携 – 校正ルール設定 – 商用API 50,000文字 – チャットサポートあり | 14日間 |
| ビジネス | 2,000円 / ユーザー | チーム・企業 | – プレミアムの全機能 – 請求書払い対応 – ロール・権限管理 – 校正ルール共有 – Slack通知 – API 50,000文字×人数 – 優先サポート | 14日間 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 大規模組織 | – ビジネスの全機能 – 自社AWS環境での運用 – カスタムAIモデル・校正ルール – 記事連携先のカスタマイズ – 専用サポート・保守契約あり | 要確認 |
プランが上がることでより細かな校正をしてくれるようになり、校正ルールをこちらで設定できたりするようです。
また、WordPressなど他のツールとの連携などもでき、チーム向けのビジネスやエンタープライズプランが用意されている形でした。
実際にShodoを使ってみた
では、実際にShodoを使ってみた感想や操作方法について紹介します。
見やすいトップ画面
Googleアカウントを使って、無料プランでログインしてみました。
最初は以下のような画面が表示されます。

いままで校正してもらった文章などの履歴が表示されるトップ画面です。
「新しく執筆」するからテスト文章を作成してみた
最初は「新しく執筆する」から、テストの文章を作ってみましょう。

初めてShodoを使う人のためにガイド画面が表示され、どのように操作すればいいかをわかりやすく解説してくれました。

そして、ガイドが終了するとテスト用の文章がすでに用意されていたので、これも便利だと感じましたね。
赤くハイライトされている文章が校正の提案です。
「の発生」という文章を「が発生」と変更するか、「それ意外」と間違っている文章を「それ以外」と訂正するためのハイライトも表示されています。
また、別の文章を打ち込んだ際は「1文中に”、”が2を超えています」という注意ハイライトも表示されていました。
文章を打ってエンターを押した段階で、校正チェックが入る形でした。
リアルタイム校正の速度もはやく、無料プランでも週あたりの制限はあるとはいえ、しっかりチェックしてくれる印象です。
Shodo×生成AIで生まれる“効率的かつ高品質な執筆体験”
「ChatGPTでドラフトを書く → Shodoで整える」という使い方をすれば、スピードと品質を両立できます。
生成AIだけでは難しい日本語表現の細部、たとえば助詞や語尾の違和感、論理の飛躍などをShodoが補ってくれることで、読者にとって自然で読みやすい文章に仕上がります。
まとめ
ライティングにおいて、「書く」ことと「整える」ことは別のスキルです。
生成AIが前者をサポートするなら、Shodoは後者を補ってくれる最良の相棒です。
効率を高めながらも品質を落とさない——Shodoは、そんな時代に欠かせないライティングツールです。まずは無料でその力を体験してみてはいかがでしょうか。
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この記事は私が書いたよ!
kumasan
さまざまな生成AIを楽しんでいます! 趣味はエレキギターということもあり、音楽系の生成AIにかなり注目しています。また、日常やビジネスで使える便利な生成AIツールや、新しく登場する生成AIにどんどんチャレンジ中! みなさんに生成AIの情報をお届けして、その便利さを伝えたいです!