- 2025年5月29日
顧客からのフィードバックを集めているが、活用できていないという課題を持つ企業は少なくありません。
アソビカが提供する新サービス「coorum report(コーラムレポート)」は、そうした“眠った顧客の声”をAIの力で分析・可視化し、アクションにつなげるための新しいツールです。
ここでは、サービスの特徴や活用事例を紹介します。
顧客フィードバックの活用を阻む3つの課題
大量のテキストデータを処理できない
自由記述のアンケートやSNS投稿など、顧客の声は日々膨大に蓄積されるが、人力では分析しきれない。

データはあっても分析できていない、という企業は多いのではないでしょうか?
活用したくても時間とスキルが足りない
フィードバックの意味付けや仮説立てには専門知識が必要で、現場のリソースでは難しい。
各部署で顧客の声が分断されている
部署ごとにデータが管理され、全社での活用が進まないという組織課題を抱えている。
coorum reportの主な機能と特長
複数チャネルからの“声”を自動で一元化
アンケート、問い合わせ、SNS、レビューなど、さまざまなチャネルのフィードバックを一括で収集・統合します。
AIが声を要約・分類し、傾向をレポート化(H3)
独自のAIが、定性データを要約し、「ポジティブ/ネガティブ」「製品改善」「UX課題」などに分類します。
各部署向けに最適化されたレポートを自動生成(H3)
マーケティング、開発、カスタマーサポートなど、用途に応じた分析結果と改善案を提示できます。

coorum reportのイメージを図解すると、上記のような形になります。
「ホンネAI」が実現する新しいフィードバック活用
AIがインサイトを抽出し、仮説を立案
単なるデータの可視化ではなく、背景にある顧客心理や課題構造を読み解き、アクションに結びつく仮説を提案。
アウトプットは人が読みやすい日本語で提供
レポートは専門用語に頼らず、現場担当者にもわかりやすい自然な言葉で表現される。
導入企業の声:意思決定が「感覚」から「根拠」へ
大創産業(DAISO):商品改善に活用
全国の店舗に寄せられるレビューや問い合わせ内容をAIが分析してくれるようになりました。
従来は属人的に判断していた改善方針が、顧客ニーズを裏付けとした明確な優先順位で提示され、商品企画部門の判断がスピーディかつ的確になりました。
エー・ピーホールディングス:現場の声を経営判断に反映
SNSやアンケートから収集されたフィードバックを自動集約しています。
店舗ごとの接客やメニューに対する評価を定量・定性の両面で可視化し、改善のアクションが迅速に行えるようになりました。
従業員のモチベーション向上にもつながっています。
北陸製菓:定性データを数値以上に重視する文化へ
新商品についての自由記述アンケートを分析したところ、開発部門では気づけなかった意外な利用シーンや評価ポイントが多数見つかり、新たなプロモーションや改良アイデアに反映されるようになったのです。
このことで、顧客の“生の声”が商品企画に直接活かされています。
導入の流れとトライアル案内
簡単ステップで導入可能
coorum reportの導入は、公式サイトから問い合わせることで利用可能になります。
利用料金は「初期費用」+「月額費用」となっており、プランやユーザー数によって料金が変動する形です。
まとめ
coorum reportは、定性データの活用に革新をもたらすツールです。
顧客の声を単なる意見に終わらせず、全社での改善サイクルに組み込むことで、CX(顧客体験)向上とビジネス成果の最大化につなげることができます。
今後のアップデートも予定されており、成長するサービスとして注目です。
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この記事は私が書いたよ!
kumasan
さまざまな生成AIを楽しんでいます! 趣味はエレキギターということもあり、音楽系の生成AIにかなり注目しています。また、日常やビジネスで使える便利な生成AIツールや、新しく登場する生成AIにどんどんチャレンジ中! みなさんに生成AIの情報をお届けして、その便利さを伝えたいです!